「ガイアの夜明け」というTV番組をご存じの方も多いと思います。
先週の放送で「再び"ニッポン製"で攻める！」と題し、次のような内容で放送されました。
いま日本のメーカーが、一部の生産拠点を海外から国内に戻す動きが目立つ。円安や現地の人件費高騰が主な理由だ。
ただ、一度離れた技術者を再び確保するのは困難だという。そうした中、国内での生産を何とか復活させ、逆に「メード･イン･ジャパン」で打って出ようとする家電ベンチャーと小さな腕時計ブランドが現れた。
家電も腕時計も、かつては日本のお家芸だったが、海外に生産の比重を移した企業が多い。中小の腕時計関連産業は衰退...腕時計は今や８割が海外からの輸入品だ。果たして、小さな企業の"国内回帰"の挑戦は成功するのか。（番組HPより転載）
ここで採り上げられた製品のうち腕時計の新ブランドで〝日本のスイス〟復活させるべく奔走している若き起業人さんの紹介がありました。
場所は東京の武蔵野市吉祥寺にその拠点を置いた"Knot"という腕時計メーカーがそれ。
（こちらでHPへリンクします。）
3万円以上の腕時計は買わない主義の私ですが、まさにこの主宰者と意見を同じくすると思い興味深く見ました。
私の手元の時計はムーブメントは日本製ながら、ヨーロッパや日本人のデザイナーがデザインし、製造組み立ては人件費の安い新興国と言う製品がほとんどです。
こうすることで品質は確保しながらも売価が抑えられるということを図っていたわけです。
左からGUESS、SKAGEN、D&G。こんな感じで12個位ありますが、それを毎日の気分やシャツなどの組み合わせに応じて使い分けてます。丸い文字盤よりスクエアフェイスが好きなので、ついつこうなりますが、丸い文字盤のものも数点あります。
しかし今回の放送では、設計から製造、組み立てまで一貫して全て日本国内で行いながらもリーズナブルな価格の商品を提供しようというムーブメントが起きているという内容でした。
既に一部では人気ブランドになってしまっているらしく、インターネット注文でもしばらく待たなければならないようでした。
そこで目をつけたのがOEMブランド商品のそれ。なにしろ日本国内で製造販売しているのですからノーブランドで同じ商品が流通しているという情報も後から知りました。
本来は9時の位置にKnotの文字が水平に入れられているはずです。
Knot社のHPから引っ張りだしてみました。
秒針やクロノグラフの数字などいくつか相違点がありますが、全体のフォルムや竜頭の配置と形などは全く同じです。
それは仕方ありません。何しろオリジナルデザインでしょうから、コピーを作るわけには行きませんからね。
仕事場で違和感がないようにベルトはイタリアンレザーのクロコを選んでみました。
とってもシンプルですし、気に入ったデザインが少なかった丸い文字盤の腕時計を手に入れることができました。
傷みやすい革ベルトも少し長持ちするかと、尾錠ではなくDバックルにしました。
時計や自動車、カメラなど私が若いころから興味を持ったものはおしなべて舶来信仰が強かったもので、私などは「三つ子の魂・・」と相も変わらず外国製のものに目が行ってしまう悪い癖があります。
それでも趣味性の高い商品は相変わらず海外の製品が評価されていることもまた事実です。
All Made in JAPANは、今はそれだけで商品価値が認められる時代になりました。
今後は趣味性の高い製品の領域にも、もっと多くの純日本製の商品が増えていくのでしょう。
今回購入したこの腕時計は、自分自身のモノに対する意識を変えるマイルストーンになるかもしれません。
明日はこの時計を付けて仕事に行きましょう。 また明日(^_^)/~~~
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