昨日アップした、私の156 V6のサーモスタット、サーモハウジング、水温センサーの交換について追記。
Oリングの嵌った水路(パイプ)が3箇所見えますね。サーモハウジングをePerの図でみてみると・・・
黄色く塗ったパイプがアタッチメントで、写真左側(前バンクシリンダー)のパイプに繋がって、そしてサーモハウジングに嵌っています。
また13番のOリングは、図では1個ですが他と同様ダブルで使われています。
ちなみに水色がサーモスタット、赤が水温センサーです。
青く塗った4番は盲蓋。ヘックスで緩められるようにねじ込まれています。
アダプターに2本、エンジン本体側に3箇所×2本づつの、計8本のOリングが必要です。
ついでに、ハウジングの抜き方ですが、先ず8番のボルトを緩めます。
(図の左側がラジエター側で手前はバッテリー搭載側です)
図にはありませんが同様に右側にもこのボルトがあり、2箇所で固定されています。
固定してあるボルトを抜き、ハウジングをバッテリー側に引き抜く様に力を入れていくと外せます。
当日は、実は13番のOリングの手配をしていませんでした。アダプターの存在を知らなかったからです。
主治医の店にあるストックから好ましいサイズのOリングを選び出してもらい、難なきを得たのですが、Oリングって一筋縄ではいかないのですね。
主治医いわく「Oリングには果てしない種類がある。線径、断面の形状、口径、材質それぞれの組み合わせを見ると到底全ては揃えておけない」とのこと
私は「規格はISOとかで決まっているんじゃないのですか?」と訊くと、「規格はあるけれど、規格そのものが多岐にわたっているのよね~」と答えをいただきました。
それでは、と調べてみました。先ずは規格の種類。
P規格(内径1.8ミリ~1499.5ミリまで1ミリ刻み・途中から10ミリ刻みに239種類)
G規格(内径2.4ミリ~1499.5ミリまで1ミリ刻み・途中から10ミリ刻みに281種類)
V規格(内径9.5ミリ~1044.0ミリまで1ミリ刻み・途中から10ミリ刻みに178種類)
それぞれリング断面の形状が違うんだということです。でもまだこれだけじゃありません。
上の3規格以外にも・・・
AN6227規格、AN6230規格、AS568規格、JASOF404規格、S規格、KS規格、SS規格、GM規格、ISO規格、VS規格とあり、気が遠くなります。
知らない世界の話には非常に興味を惹かれます。
今日も仕事だったのですが水温の上がり方と、暖まってからの水温計の動きは明らかに違いました。
やはり今までは混合器はリッチに振れていたらしく、暖気後のアクセルの軽さが感じられますし、なにより排気臭が違います。
仕事場は国道16号から少し入ったところにあるのですが、流れは制限速度+20km/hほど。
朝の通勤時は、どの車もまさに信号グランプリ。私も思わず頑張っちゃうのですが・・・
そうやってガンガンと踏んで駐車場に入ると、排気臭は硫化水素風な匂いがしてました。
それが昨日も今日も全く臭くありません。
今まで触媒への影響はどうだったか少々心配になるほどの変化です。
ガソリンは少しだけ値下がりしては来ましたけど、燃費に良い影響があればやはり嬉しい。
良く手入れされたアルファロメオは水もオイルも減りません。
イタリア車ってこんなもの、とかアルファロメオだから仕方ない、などという言葉に惑わされてはいけません!14万キロも乗ってれば、水回りのOリング交換は当たり前でしょう。
70年代の呪縛から解き放してくれる私の156は元気です。また明日(^.^)/~~~
にほんブログ村 Alfa Romeo
★そ~っとお知らせ★
以前アップしたアルファを題材にした読み物も、ご興味あればぜひご覧くださいませ。
第一作:1話・2話・3話・4話・5話・6話・ネタばらし(^O^)
第二作:1話・2話・3話・4話
第三作:1話・2話・3話・4話・5話
第四作:1話・2話・3話・4話
一話読み切り:ショート・ショート
自動車(アルファロメオ) ブログランキングへ
車・バイク人気ブログランキング
↧
156のサーモ周辺 Oリングの話
↧