ちょっと古い話題で申し訳ありません。
日産が2013年の東京モーターショーで出展した「日産IDxとIDx NISMOコンセプト」が、デトロイト"Cars & Coffee"のイベントに登場したとのことです。
これ、私の目には54B、もしくはゴットーのブルーバードのリスペクトに見えてしまいます。
もしかつての日産のハコの現代語訳だとしたら、これはこれで中々いいのではないかと思います。
何が良いって、フロントオーバーハングの短さ。ノーズは長くともオーバーハングは短くあってほしいものです。
ドアミラーじゃなくて、懐かしのフェンダーミラーっていうところにも何の違和感もありません。
NISMOバージョンはサイドマフラーですのでレース仕様なのでしょう。
ヘッドライトもLEDのようです。
白とベージュのツートンのほうが民生用の日産IDxですね。
路上に出るにはちょっとドアミラーが小さすぎるかもしれません。
ヘッドライトはプロジェクターのそれに変わっていますね。
Cピラーがヒドゥンピラーとされて、フローティングルーフっぽくなっているのも懐かしい手法ですね。
搭載されるのは直4の過給器付きエンジンだそうです。駆動系式はF.FともF.Rとも公表されていないようですが、今のF.Fは十分熟成していますからどっちでもいいのでしょうね。
関心したのはボディの全幅。
この車は全幅が1,700mmと、肥大化する傾向にも一石を投じているように思います。
側方衝突への安全マージンと、室内空間の確保という両面で今の車は全幅が拡大されることが当たり前になってます。
やればできる、ということを是非実現してほしいものです。
キャビンは未だコンセプトカーの域を脱していないように見えます。
コンセプトのエッセンシャルな部分を大事にして、是非この今風だけどレトロスペクティブな室内空間を作ってほしいものです。
話は変わりますが、先日事業所の車(高齢者送迎用)の点検でトヨタのディーラーへ出向きました。
待っている間の時間潰しに展示してある86を見ていたのですが、食指は動きません。
乗ればきっと156よりもスムーズで信頼性も高く、運動性能も高いに決まっています。でもお金を出して(またはローンを組んで)まで所有したいとは思いませんでした。
世界的な自動車メーカートヨタが数億円という開発費を費やして送り出したであろう車ですから、素人の私ごときが批評できるものではありません。
86の購入者のターゲットをどの世代のマーケットに捉えたかは分かりませんが、少なくとも小さい子供がいなくて、それなりに可処分所得の高い世代だろうと想像できます。
となると私などはまさにそれ。私が偏屈なオヤジであるということを差し引いても、残念ながらトヨタの80点主義には私は含まれないようです。
プリンス・スカイライン54B
そしてこの日産IDx。その偏屈なオヤジには86より魅力的に見えちゃうのは何故でしょう。
54Bとか510sss、それにCSP311シルビアまでも彷彿とさせる昭和40年代のテイストがそうさせるのでしょうか。
日本の車は、技術的にはとっくに閉塞した状況なのでしょう。
高効率な蓄電池やモーターとかの開発は一つの柱であることは確かです。でもパソコンやタブレットの新商品がプレゼンする商品価値と同列に車を持ってくるのは正しいことなのでしょうか。
ダットサン・シルビア。CSP311というコードからわかる通りシャシーはフェアレディと共通です
日産IDxを見てそんなこと、感じました。 また明日(^.^)/~~~
☆オリジナルペタボタンです☆
にほんブログ村 Alfa Romeoカテに参加しています。
ポチッとお願いしま~す
以前アップしたアルファを題材にした読み物も、ご興味あればぜひご覧くださいませ。
第一作:1話・2話・3話・4話・5話・6話・ネタばらし(^O^)
第二作:1話・2話・3話・4話
第三作:1話・2話・3話・4話・5話
第四作:1話・2話・3話・4話
第五作:1話・2話・3話・4話・5話
第六作:1話・2話・3話・4話
第七作:1話・2話・3話・4話・5話・6話
第八作:1話・2話・3話・4話・5話
一話読み切り:ショート・ショート
自動車(アルファロメオ) ブログランキングへ
↧
54B?CSP311?いいじゃない、この方向
↧