今夜も釣りの話題。ご興味のない方には大変失礼致しますm(_ _)m
皆様はテンカラ、という呼び名の釣りをご存知でしょうか。
一口で言ってしまえば、日本古来のフライフィッシングと呼んでいいかと思います。
その歴史的背景など書こうものなら皆さんブラウザを閉じてしまいそうですから、それは割愛して、とにかくとてもシンプルなシステムなんです。
こんな感じ。
竿を振り上げた時の遠心力で竿の弾力に糸の重さを乗せ、その反発力で毛鉤を水面に「置きに」行く、そんな釣り方です。
ほとんどの竿はテレスコピック、つまり振り出し竿なのですが私はどうも好みません。
やはりフライロッドのように「継ぐ」竿が好き。
一本持ってはいるんです。
以前紹介した(2011年1月)私の好きなテンカラ竿
すごく細身の4ピースの継ぎ竿。今は廃盤でドコ探しても見つかりません。
これを破損したらもう二度と手に入らないかと思うと残念です。
柔らかい竿ですのでちょっと慣れが必要ですが、その軽量さゆえ一日振っていても辛くありません。
で、こういう継ぎ竿を作っちゃおうというわけです。
まずは適当なコルクグリップを探しました。
フライロッドはグリップの後ろにリールシートが付きますので、あまり長いグリップは不要です。唯一海で使うダブルハンド(両手で握る)それは大きいサイズですが、あまりにも無骨。。。
コルクを積層で作ればいいのですが、そこまでは中々手が出ません。
上の写真のそれはAAグレードで全長も27cmほどあり、適切なサイズでした。
次はロッド。テンカラのラインは軽いので低番手のロッドでなければなりません。けれど低番手のロッドは大概6フィート~9フィート弱、つまり180cm~3m弱と云うわけ。
それに比べテンカラ竿は3.3m~3.6mほどです。フィートに換算すれば10フィート~12フィート。
これが中々見つかりません。で、ようやく妥協したのがこれ。
#2~#3、つまり2番~3番手のライン用で12フィートあるカーボンロッドのブランク。
4本継ぎで並継ぎです。
ネ?そういう表記でしょ。
先の愛竿と比べるとバット(竿の根元)は倍以上太くて全体に重いです。まぁ、あの竿は異常に細いので比べても仕方ないのですが。
前記のグリップにこの竿を組み合わせてつくろうというわけです。
言うのは簡単ですがいざやってのけるにはわからないことがたくさんありそうです。例えば継ぎ手の部分(フェルール)の補強。
色の薄い所は補強しないといけません。補強せずに竿を繋いで無理に振れば、縦方向にカーボンクロスの繊維が裂ける可能性が十分にあります。
それに未処理の木口は耐水性も弱く、釣行の度に切りっぱなしのカーボンクロスから水分が染み込んで行き、しまいには強度を落とす結果になることも予想されますしね。
ですからこの部分は木綿かナイロンの細い糸をみっちりと巻きつけて樹脂で固めて補強し、防水性を高める必要があります。
でも道具もないしどうしましょう。工夫してやるしかありません。
オリジナルのロッドを作っている方はこの辺りのツールをお持ちのはずですが、これから開眼してバンブーロッドビルダーの真似事をするわけでもありませんから、ツールを買い揃えるのも無駄ですしね。
ともかくブランク(未加工の竿)とグリップは用意しました。
あとは自分の好みのアクションに仕上がるか、持ち重りのしない快適な竿に仕上がるか、それが課題です。
フライロッドをテンカラ竿に!聞いたこともありませんが、きっと同じこと考えた方はいらっしゃるに違いありません。でもWeb上ではどうやっても探せませんでした。
・・・もしかして先達のない一人旅か? また明日(^.^)/~~~
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