さて本日は「転」の巻。
物語はどのように展開していくのでしょう。脳血管障害でリハビリを行う瀬野、瀬野の通う通所リハビリテーション事業所の事務長冬木はどのように係わっていくのか。
文中の画像はイメージです。予めご了承下さい。
題:巧妙な渦の中へ
その3.思いの丈
「お帰りなさい、あなた。車は今日車検から戻ってきたわ。あのお店の若い男の子が持ってきてくれたわ。帰りは駅まで歩くというからタクシー呼んであげたけど、良かったわよね?」
冬木の妻、冴子は帰宅した冬木にそう声を掛けた。
「うん。この暑いのに駅まで歩くなんて言うのは可哀想だ。社長にはいつも世話になっているからそれくらいいいだろう」
冬木はGTV6とのツーリング計画が全く進んでいないことを思い出した。
「そうだ冴ちゃん、久しぶりにドライブがてら旨いものでも食いに行くか?酒が飲みたくなるから日帰りという訳にはいかないな」
冬木は漠然と幾つか行ってみたい場所の候補を挙げてはあった。
「そうね、久しぶりに旅館に泊まってのんびりするのも悪く無いわね。赤い車もこのところご無沙汰だったし」
冴子はGTV6を赤い車と呼んでいた。どうせ通勤は電車とバスで行くのだから自家用車くらい主人の好きにさせたいと若い頃からそう決めていた。
それにしても3年前にこの「赤い車」を輸入してもらうという話を切り出された時には面食らったが。
「よし、そうと決まったら予定を立てなきゃね。俺は・・・」
「はいはい、その前にお風呂をどうぞ。夕飯を食べながらゆっくり決めましょう」
冴子はそう言うと下着とバスタオルを冬木に手渡し微笑んだ。
******************************************
相変わらず冬木の日常は平々凡々と過ぎていく。
しかし一つだけ気になるのはあの瀬野氏のアルフェッタの存在だった。瀬野氏と冬木は一回り以上離れていて、瀬野はいわゆる団塊の世代だった。
瀬野は昭和23年生まれであり、昭和50年頃にアルフェッタを新車で購入ということは27歳ころに手に入れたということになる。
当時、新車でアルファロメオを購入するというのは余程のアルファフリークか変わり者に違いない。
冬木は昨晩冴子と旅行の件を話しているうちに、ひとつの思いに行き着いた。そして彼はその想いが実現できるか否かを確かめるために、機会を作って再び瀬野の自宅を尋ねることに決めた。
「申し訳ありません。突然おじゃまして」
冬木は玄関に出た瀬野夫人に向かって頭を下げた。
「いいえ、この頃は主人を訪ねて来る方が減ってきてしまって、瀬野も口にはしないものの寂しいようなんです。事務長さんがわざわざ訪ねてくださるなんて光栄です。さあ狭いところですがどうぞ」
夫人はそう行って冬木を促した。
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『この瀟洒な洋館風の住まいが狭いところなら、我が家のマンションなど犬小屋だな』
冬木は苦笑いを隠して応接間で待つ瀬野のところへと向かった。
「こんにちは。いつもご利用下さいましてありがとうございます。今日は突然の無礼をお許し下さい。その後いかがですか?リハ主任の古谷からは少しづつではあるけれど改善の方向へ進んでいると聞いておりますが」
そう行って応接間のソファに腰を下ろした。
瀬野はゆっくりと、だが十分に聞き取れる声で冬木に向かって話を始めた。
「わた・し・は・希望・を・持って・います」
「お・たく・の・事業・所・は・教育・が・きちんと・さ・れ・て・いる・ようだ」
「直ぐ・にでも・仕事・に・戻り・たい。けれど・まず・は・杖に・たよら・ず・歩く・ことが・必要・だな」
瀬野はしっかりと前を見据えてそう言った。
「実は不躾で失礼ですが、今日おじゃましたのは先日拝見したあのアルフェッタのことなんです。私も三年ほど前にGTV6を手に入れて、近々久しぶりに妻と小旅行にでも出かけようと思っています」
「先程申し上げたリハビリの主任、古谷と瀬野様のことについては監査役に復職することを目標にされていることとお聞きしております。ただ私はあのアルフェッタを拝見した時に、もしかしたら瀬野様は再び自らの手であの車を走らせる事が、もう一つの大切な目標なのではないかと感じました。私の勘違いならお詫びいたします」
長い時間おじゃまするのは忍びないと、古谷は直ぐに本題を切り出した。
「おもし・ろい・こと・を・おっしゃる・かた・だ」
「確か・に・あの・車には・私と・妻・との・大切・な・思い・出・が・ある」
「ただ・儂は・もう・運転・は・あきらめ・なければ・いけない」
「人様・に・怪我・を・させるよう・な・こと・が・あってから・では・手遅れ・だ」
瀬野はまさかそんな話題になるとは思いもよらなかったのか、傍にあった杖を拾い上げて麻痺のない左手で包むように握りしめた。
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「私は今日一つ佐野様にご提案をお持ちしたのです。それだけお伝えしたら直ぐにお暇致しますが、ご返事は急ぎません。ゆっくりお考えになって、私どもの事業所においでになる日にお答えくださればそれで結構です」
「私は瀬野様と違い、GTV6は新車で手に入れたわけではありません。けれども所有してからは可能な限りこの車を自分の手許に置いておきたいと決心したのです。それはあの車の運転感覚が他の何とも似ていない、ドライバーである私を攻め立てるような興奮を覚えさせる一方で、乱暴な運転を許してくれない、云わば美学をも感じさせることでした」
「もちろん、私のような新参者がこんなことを述べるのは無礼千万だということは重々承知の上で申し上げております。不愉快な言葉がありましてもどうぞお許し下さい」
そして瀬野が言葉を差し挟む前に冬木はこう畳み掛けた。
「そこで私の提案なのですが、私どもが計画している小旅行に佐野様のアルフェッタでご一緒に出掛けませんか。車検を受けられていることは先日確認できました。私が世話になっているショップのご主人は恐らくは佐野様と同年代です。なぜなら70年代から伊藤忠にメカニックとして努めていた経歴の方ですから。その店で出発前に一度診てもらえばきっと安心して旅行が楽しめることでしょうから」
冬木は一気に全て話し終えると瀬野の目を見つめて返事を待った。
「ありが・と・う。まさ・か・貴兄が・あの・車・のこと・を・ご存・知・だと・は」
「もし・か・する・と、そ・の・工場・は・東町・の・あの・店・かな」
瀬野は肯定も否定もせず冬木の云うショップについて訊ねた。
瀬野は言われるまでもなくその店の古くからの常連だった。
彼のアルフェッタは伊藤忠が輸入代理店を担っている時代に購入したもので、その後伊藤忠が代理店をやめた時に、そのメカニックが独立してアルファロメオを中心としたイタリア車向けのショップを立ち上げたのだった。
顧客は伊藤忠時代からの常連をそのまま引き継ぎ、それはまた代理店を廃業する側がユーザーのフォローアップを可能な限り行うという遺産のようなものだった。
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夫人も驚いてはいたが、長時間の滞在は瀬野に負担をかけると思い、冬木は礼を述べて瀬野の家を後にした。
*******************************************
「瀬野さんは長距離移動が苦痛じゃないかしら。いえ、私は嫌じゃないのよ。奥様もご一緒してくだされば私も沈黙の中、座っているだけにはならないから却って有難いわ」
冬木の話は冴子にとっても突然の提案に違いなかった。
「近い所にする必要はあるね。箱根か熱海か、まぁそれくらいでないと苦痛かもしれない。それよりもっと問題は利用者と個人的な付き合いをすることだな。介護事業所の事務長夫妻がご利用者夫妻と一緒に旅行なんて、本部にしれたら始末書ものだ」
冬木は帰りに立ち寄った本屋で買ってきた旅行雑誌をめくりながらそう言った。
「いいじゃない。何故いけないのかしら。業務外ですし友人として同行した、というのならば極普通の日常生活の一コマだわ。介護認定を受けている方はプライベートを制限される立場になってしまうのかしら。市民権の剥奪とまでは言わないけれど、居所と行動の自由は憲法で保証されているのにね、おかしいわ」
全く冴子に掛かったら介護事業所もお手上げだ。
人権侵害とまで言い出さない内に話題を変えようと、冬木は旅行雑誌の旅館の紹介ページを示して冴子の気を紛らわしたのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、これで第三話は終了。
さてさて「結」の段は旅行のお話で結びましょう。社会的には重責な任を負っている瀬野、一人の人間としてその生き方を、アルファロメオに重ねて共感している冬木。
そしてそれぞれの夫人たちはどんな関係性を作り上げていくのでしょうか。
もう一話で完結です。筆力が鈍らないように気合を入れて、また明日(^.^)/~~~
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第三作:1話・2話・3話・4話・5話
第四作:1話・2話・3話・4話
第五作:1話・2話・3話・4話・5話
第六作:1話・2話・3話・4話
第七作:1話・2話・3話・4話・5話・6話
第八作:1話・2話・3話・4話・5話
第九作:1話・2話・3話・4話
一話読み切り:ショート・ショート
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物語はどのように展開していくのでしょう。脳血管障害でリハビリを行う瀬野、瀬野の通う通所リハビリテーション事業所の事務長冬木はどのように係わっていくのか。
文中の画像はイメージです。予めご了承下さい。
題:巧妙な渦の中へ
その3.思いの丈
「お帰りなさい、あなた。車は今日車検から戻ってきたわ。あのお店の若い男の子が持ってきてくれたわ。帰りは駅まで歩くというからタクシー呼んであげたけど、良かったわよね?」
冬木の妻、冴子は帰宅した冬木にそう声を掛けた。
「うん。この暑いのに駅まで歩くなんて言うのは可哀想だ。社長にはいつも世話になっているからそれくらいいいだろう」
冬木はGTV6とのツーリング計画が全く進んでいないことを思い出した。
「そうだ冴ちゃん、久しぶりにドライブがてら旨いものでも食いに行くか?酒が飲みたくなるから日帰りという訳にはいかないな」
冬木は漠然と幾つか行ってみたい場所の候補を挙げてはあった。
「そうね、久しぶりに旅館に泊まってのんびりするのも悪く無いわね。赤い車もこのところご無沙汰だったし」
冴子はGTV6を赤い車と呼んでいた。どうせ通勤は電車とバスで行くのだから自家用車くらい主人の好きにさせたいと若い頃からそう決めていた。
それにしても3年前にこの「赤い車」を輸入してもらうという話を切り出された時には面食らったが。
「よし、そうと決まったら予定を立てなきゃね。俺は・・・」
「はいはい、その前にお風呂をどうぞ。夕飯を食べながらゆっくり決めましょう」
冴子はそう言うと下着とバスタオルを冬木に手渡し微笑んだ。
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相変わらず冬木の日常は平々凡々と過ぎていく。
しかし一つだけ気になるのはあの瀬野氏のアルフェッタの存在だった。瀬野氏と冬木は一回り以上離れていて、瀬野はいわゆる団塊の世代だった。
瀬野は昭和23年生まれであり、昭和50年頃にアルフェッタを新車で購入ということは27歳ころに手に入れたということになる。
当時、新車でアルファロメオを購入するというのは余程のアルファフリークか変わり者に違いない。
冬木は昨晩冴子と旅行の件を話しているうちに、ひとつの思いに行き着いた。そして彼はその想いが実現できるか否かを確かめるために、機会を作って再び瀬野の自宅を尋ねることに決めた。
「申し訳ありません。突然おじゃまして」
冬木は玄関に出た瀬野夫人に向かって頭を下げた。
「いいえ、この頃は主人を訪ねて来る方が減ってきてしまって、瀬野も口にはしないものの寂しいようなんです。事務長さんがわざわざ訪ねてくださるなんて光栄です。さあ狭いところですがどうぞ」
夫人はそう行って冬木を促した。

『この瀟洒な洋館風の住まいが狭いところなら、我が家のマンションなど犬小屋だな』
冬木は苦笑いを隠して応接間で待つ瀬野のところへと向かった。
「こんにちは。いつもご利用下さいましてありがとうございます。今日は突然の無礼をお許し下さい。その後いかがですか?リハ主任の古谷からは少しづつではあるけれど改善の方向へ進んでいると聞いておりますが」
そう行って応接間のソファに腰を下ろした。
瀬野はゆっくりと、だが十分に聞き取れる声で冬木に向かって話を始めた。
「わた・し・は・希望・を・持って・います」
「お・たく・の・事業・所・は・教育・が・きちんと・さ・れ・て・いる・ようだ」
「直ぐ・にでも・仕事・に・戻り・たい。けれど・まず・は・杖に・たよら・ず・歩く・ことが・必要・だな」
瀬野はしっかりと前を見据えてそう言った。
「実は不躾で失礼ですが、今日おじゃましたのは先日拝見したあのアルフェッタのことなんです。私も三年ほど前にGTV6を手に入れて、近々久しぶりに妻と小旅行にでも出かけようと思っています」
「先程申し上げたリハビリの主任、古谷と瀬野様のことについては監査役に復職することを目標にされていることとお聞きしております。ただ私はあのアルフェッタを拝見した時に、もしかしたら瀬野様は再び自らの手であの車を走らせる事が、もう一つの大切な目標なのではないかと感じました。私の勘違いならお詫びいたします」
長い時間おじゃまするのは忍びないと、古谷は直ぐに本題を切り出した。
「おもし・ろい・こと・を・おっしゃる・かた・だ」
「確か・に・あの・車には・私と・妻・との・大切・な・思い・出・が・ある」
「ただ・儂は・もう・運転・は・あきらめ・なければ・いけない」
「人様・に・怪我・を・させるよう・な・こと・が・あってから・では・手遅れ・だ」
瀬野はまさかそんな話題になるとは思いもよらなかったのか、傍にあった杖を拾い上げて麻痺のない左手で包むように握りしめた。

「私は今日一つ佐野様にご提案をお持ちしたのです。それだけお伝えしたら直ぐにお暇致しますが、ご返事は急ぎません。ゆっくりお考えになって、私どもの事業所においでになる日にお答えくださればそれで結構です」
「私は瀬野様と違い、GTV6は新車で手に入れたわけではありません。けれども所有してからは可能な限りこの車を自分の手許に置いておきたいと決心したのです。それはあの車の運転感覚が他の何とも似ていない、ドライバーである私を攻め立てるような興奮を覚えさせる一方で、乱暴な運転を許してくれない、云わば美学をも感じさせることでした」
「もちろん、私のような新参者がこんなことを述べるのは無礼千万だということは重々承知の上で申し上げております。不愉快な言葉がありましてもどうぞお許し下さい」
そして瀬野が言葉を差し挟む前に冬木はこう畳み掛けた。
「そこで私の提案なのですが、私どもが計画している小旅行に佐野様のアルフェッタでご一緒に出掛けませんか。車検を受けられていることは先日確認できました。私が世話になっているショップのご主人は恐らくは佐野様と同年代です。なぜなら70年代から伊藤忠にメカニックとして努めていた経歴の方ですから。その店で出発前に一度診てもらえばきっと安心して旅行が楽しめることでしょうから」
冬木は一気に全て話し終えると瀬野の目を見つめて返事を待った。
「ありが・と・う。まさ・か・貴兄が・あの・車・のこと・を・ご存・知・だと・は」
「もし・か・する・と、そ・の・工場・は・東町・の・あの・店・かな」
瀬野は肯定も否定もせず冬木の云うショップについて訊ねた。
瀬野は言われるまでもなくその店の古くからの常連だった。
彼のアルフェッタは伊藤忠が輸入代理店を担っている時代に購入したもので、その後伊藤忠が代理店をやめた時に、そのメカニックが独立してアルファロメオを中心としたイタリア車向けのショップを立ち上げたのだった。
顧客は伊藤忠時代からの常連をそのまま引き継ぎ、それはまた代理店を廃業する側がユーザーのフォローアップを可能な限り行うという遺産のようなものだった。

夫人も驚いてはいたが、長時間の滞在は瀬野に負担をかけると思い、冬木は礼を述べて瀬野の家を後にした。
*******************************************
「瀬野さんは長距離移動が苦痛じゃないかしら。いえ、私は嫌じゃないのよ。奥様もご一緒してくだされば私も沈黙の中、座っているだけにはならないから却って有難いわ」
冬木の話は冴子にとっても突然の提案に違いなかった。
「近い所にする必要はあるね。箱根か熱海か、まぁそれくらいでないと苦痛かもしれない。それよりもっと問題は利用者と個人的な付き合いをすることだな。介護事業所の事務長夫妻がご利用者夫妻と一緒に旅行なんて、本部にしれたら始末書ものだ」
冬木は帰りに立ち寄った本屋で買ってきた旅行雑誌をめくりながらそう言った。
「いいじゃない。何故いけないのかしら。業務外ですし友人として同行した、というのならば極普通の日常生活の一コマだわ。介護認定を受けている方はプライベートを制限される立場になってしまうのかしら。市民権の剥奪とまでは言わないけれど、居所と行動の自由は憲法で保証されているのにね、おかしいわ」
全く冴子に掛かったら介護事業所もお手上げだ。
人権侵害とまで言い出さない内に話題を変えようと、冬木は旅行雑誌の旅館の紹介ページを示して冴子の気を紛らわしたのだった。
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と、これで第三話は終了。
さてさて「結」の段は旅行のお話で結びましょう。社会的には重責な任を負っている瀬野、一人の人間としてその生き方を、アルファロメオに重ねて共感している冬木。
そしてそれぞれの夫人たちはどんな関係性を作り上げていくのでしょうか。
もう一話で完結です。筆力が鈍らないように気合を入れて、また明日(^.^)/~~~

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