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4Cが高評価な7つの理由(前半)

Auto InsiderというWebサイトに"7 Reasons Alfa Romeo 4C Is One Of The Best Driver’s Cars Ever"と題する記事を見つけました。
"The Best Driver’s Cars Ever"とは、少々誇張気味の感じがしないでもありませんが、世界中でこの小さな4気筒を積んだアルファロメオは高い評価を得ています。

・・・はい~ぃ?(暫し、杉下右京風でお読みください)
もしやこれは昨日のアンチテーゼじゃないか、ですって?
流石ですねぇ。きっと拙文のブログを随分以前からお読みなのではありませんか?
どうも私は隠し事が下手で、こう思い立つと実際にやってみないと気がすまないのが悪い癖なんですねぇ。。。。。やっぱり、わかっちゃいましたか。

・・・というわけでそのAuto Insider誌に倣って「アルファロメオ4C高い評価を得ている7つの理由」を並べてみましょう。

1.シンプルな構造だから

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市販車としては高度なテクノロジーと部材がふんだんに用いられてはいるものの、その成り立ちは非常にシンプルです。
そしてそれら最新技術や素材達は軽量化を目指すためだけに用意され、施されているところがこの車の生い立ちとその理念を端的に表しています。
例として一つだけ挙げるならばノンパワーアシストのステアリングでしょう。
今どきパワーステアリングが用意されていない市販車など探すのは大変です。けれどエンジンをミッドに積んだこと、ボディやフレーム、サスペンションなどの構造部材を徹底的に軽量化したことでステアリングはパワーアシストが不要になりました。
これは益々構造をシンプルにするばかりか、ステアリングを通して路面とタイヤの状況をより正しく知ることが出来るという本来のスポーティなドライビングに大いに寄与しているわけです。

2.なんてたってアイドルパワフル

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ここで注意すべきは「絶対的な出力、トルクが多大である」ことではないことです。
加給されているとはいえ、ドライバーの背後にあるのは高々1.8Lに満たない4気筒のエンジン。
しかし前述した通りの軽量でシンプルな、そして先進的な技術を投入した、この2座クーペは260km/hの最高速度と、完全に停止した状態から100km/hには僅か4.5秒で到達するという高いパフォーマンスを誇ります。
ニュルブルクリンクで出した、出力250馬力以下のクラスで8分4秒のラップタイムは未だに破られていません。
恐らく4Cを全速力で走らせることは相当の運転技術を求められることと思います。いわんや500馬力のエンジンで楽しく走るのは常人には無理でしょう。

映画館の音響機器を購入してそれを4畳半で聴くようなことではあまりにもつまらない。

3.デザインの秀悦さ

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フロントの盾を見なくとも、この車がイタリアのミラノを本拠地とするメーカーの産んだスポーティクーペであることは誰もが理解できるはずです。
ドイツの無骨さやイギリスの未熟さは微塵もなく、フランスのようにコンサバでもない。
いわんや日本の家電製品の如きクールと冷徹さの履き違えはどこにもなく、躍動的で官能的、そして近年の"F"のような媚たラインは使われず"M"のように過剰な妖艶さも嗅ぎ取ることができない。
そこにあるのは流行りのライザップとやらで鍛え上げたかのように、小さいけれどパワーと情熱が凝縮された、そう、獣の匂いすら感じさせるデザイン。

実車を見たわけではないけれど、リヤのエアインテイクやテールエンドのリップのラインがダルかったり、ドアハンドルがプロトと違って取ってつけたかのようなものになったのは、ちょっと興ざめな部分ですけどね。

4.来し方行く末を感じさせる車

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やっぱり昨日の記事のアンチテーゼになりますね。
現行のジュリエッタはそのネーミングでは三代目。それでは750、110、116のそれぞれが担ったジュリエッタというネーミングの責をどう果たしているのかと考えると、今ひとつピンときません。
ましてやこの後登場するジュリアやアルフェッタなどは、もし私がアルファロメオ社の会議で発言を許される立場であれば「別の名前にしなさい!」と拳で会議室のテーブルを叩きたくなるような有り様です。

アルファロメオの歴史上、4Cというネーミングは初めてです。6C、8Cは30年代から続くレーシングアルファのネーミング。
巷間、4CはTipo33ストラダーレからのインスパイアみたいなことを言われていますが、私にはそうには思えません。ヾ(゚Д゚ )ォィォィアルファのコメントに楯突くの?

どちらかと言うと同じ4気筒を積むジュリエッタ・スプリント・スペチアーレの方が直系の先祖に感じられます。それもプロトティーポのそれ。
軽量化を図り、木型を当てて手で叩きだされたアルミボディ。それは現代の炉で焼くカーボンファイバーボディと相通ずる物を感じます。

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奇しくもこの750のスプリント・スペチアーレのライバルがポルシェ356であったように、4Cにも同じくポルシェのケイマンというライバルが居る。
4Cにはアルファロメオという会社の「来し方と行く末」が、私の眼には映って見えます。

さて残すはあと3つ。今夜はここで取り敢えず終了。明日はその5~7までお送りしましょう。

・・・なにかご不満のご様子ですねぇ。。いえ、私に限って出し惜しみなどということはありません。なにしろ今夜は9時から相棒のドラマがあるものですから、私はそろそろこの辺りでお暇しませんと。

最後はまた杉下右京を脳内再生してお読みください。 また明日(^_^)/~~~




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