これを何と呼んで良いのだろうか。アンドロイド・ライダー?
まるで「意志を持って」バイクを操っているかのような、そのライディング。
マツダのRX-VISIONの話題が沸騰している第44回東京モーターショーで、ヤマハが人間用のバイク YZF-R1M を乗りこなすロボット MOTOBOT Ver.1 を公開したとのこと。
「人間の限界を超える」ことをテーマに開発しており、サーキットのラップタイムで MotoGP ライダー バレンティーノ・ロッシ に挑むことを目標に置いているらしい。
以下は"Engadget日本版"からの引用です。
MOTOBOT のシルエットは非常に人間らしく作られており、そのままひょいとバイクから降りてこちらに歩いてきそうな印象も持ってしまいます。
しかしよく見れば、足の部分はほぼ固定された状態。足首の部分はクラッチやシフト、ブレーキングのために可動するものの、ハングオンのような積極的な重心移動は不可能で、現時点で MOTOBOT がバイクに普通に乗れることをを目指しているのがわかります。
腕の部分はステアリングやアクセル、前ブレーキを操作するため、わりと可動しそうな印象なものの、やはり肘などは固定。それでも全体で見れば内蔵センサーが取得した速度やエンジン回転数、角度などの数値をもとに、すでに時速100kmの高速走行、スラローム、旋回といった基本走行を自律的にこなします。
現在の MOTOBOT は、いわば仮免を取得できた状態です。ヤマハは今後、高精度 GPS や各種センサー技術の開発、機械学習を積み上げつつ、サーキットでのライン取りやマシン性能の引き出し方を自己判断しラップタイムを切り詰められるよう鍛えあげていくことになります。
ヤマハの目標は、人間のライディングパフォーマンスを解析し MOTOBOT へとフィードバックすること。2017年にはサーキット走行で最高速度200km/hでの周回を目指し、さらに2020年には MOTOBOT からの技術を取り入れた製品などの提供を目指すとしています。
ヤマハの公式サイトによると、このMOTOBOT開発は次のように目標設定されています。
2015年:最高100km/hの直進走行、スラローム走行、旋回走行を達成。
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2017年:人間の運転を上回るパフォーマンスの要件を解明し、最高速度200km/h以上でのサーキット走行を実現。
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2020年:MOTOBOT開発で得た知見や要素技術を、ヤマハの新しい価値としてお客様に提供することを目指す。
少なくとも2年後には、このVer1を遥かに凌ぐスペックのMOTOBOTが登場し、「自らがスピード、エンジン回転数、姿勢などの情報を元にハンドリング、アクセル操作、前後ブレーキング量の決定と操作、そしてもしかしたらハングオンまでやりこなす操縦」を実現してくれるということです。
そして再び私は、答えの出ない問いかけを自分に投げかける。これを何と呼んで良いのだろうか、と。
きっと僕らは未来に生きているんだ。子供の頃夢に見た未来に。 また明日(^_^)/~~~
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