最初に命名されたジュリエッタは1954年に誕生しました。
西暦で伝えるよりも和暦でお伝えするほうが、その卓越した技術力を御理解いただけることでしょう。
1954年、すなわち昭和29年です。
第五福竜丸がビキニ環礁で水爆実験により死の灰を浴び、モスクワの郊外では世界初の原子力発電所が運転を開始。
そんな世相を敏感に感じ取った我が国では放射能により変異したという設定の怪獣「ゴジラ」が封切られた年。
日本のモータリーゼーションはようやくその緒に着いたばかり。
1954年前半の1月から7月までトヨタが生産した自動車台数は、乗用車3292台に対しトラック5060台という状況でした。
そんな中アルファロメオの送り出した初代ジュリエッタ・スプリント
デザイナーはフランコ・スカリオーネ、ベルトーネのボディを纏う。
エンジンはオールアルミの2バルブDOHC1.3L、アルフィンドラムのフロントブレーキを装着していました。
クーペボディから作ったところが、何ともアルファロメオらしい。
翌55年にはベルリーナボディとピニンファリーナの手によるスパイダーも登場します。
ジュリエッタ誕生以前の1900シリーズが、戦後のアルファロメオを再興する機動力になったことは否めません。
もちろん世界の経済的環境が整ったこともその追い風でしたが、ジュリエッタこそが戦後のアルファロメオの発展を告げるマイルストーンだったことは間違いありません。
ジュリエッタとは小さい(若い)ジュリアという意味です。
そしてジュリアとは古代ローマのユリウス氏族を語源とし、転じて女性の名前となりました。
ジュリアとは明朗で聡明な女性を意味するとのことです。ユリウス氏族が一説ではビーナス神と関わりのある氏族だという伝承からもたらされた名前なのでしょう。
若々しいジュリア、それがジュリエッタ。続きはまた明日(^.^)/~~~
☆オリジナルペタボタンです☆
にほんブログ村 Alfa Romeoカテに参加しています。
ポチッとお願いしま~す
以前アップしたアルファを題材にした読み物も、ご興味あればぜひご覧くださいませ。
第一作:1話・2話・3話・4話・5話・6話・ネタばらし(^O^)
第二作:1話・2話・3話・4話
第三作:1話・2話・3話・4話・5話
第四作:1話・2話・3話・4話
第五作:1話・2話・3話・4話・5話
第六作:1話・2話・3話・4話
第七作:1話・2話・3話・4話・5話・6話
第八作:1話・2話・3話・4話・5話
一話読み切り:ショート・ショート
自動車(アルファロメオ) ブログランキングへ
↧
Alfa Romeo Giulietta was bone in 1954
↧