私はこの頃とんとテレビを見なくなりましたが、昨晩と一昨晩、TBS系列で放映された「READERS」というトヨタ自動車黎明期の番組は楽しく見ることが出来ました。
物語の始まりは、1930年代初頭からでした。
我ながら何でもかんでもアルファロメオと比較するのはいかがなものかとは思います。けれど1930年台はアルファにとっては素晴らしく光り輝くような時代でした。
かのTipoBは1932年、直列8気筒のツインカムは3.2Lの排気量で265hpを発生するものでした。
Alfa Romeo Tipo B P3 (1932–1935)
コンチネンタル、という考え方のない島国の日本では海運と鉄道による輸送のほうが公共性が高く(効率もよく)自動車という交通輸送機関の概念の成熟は遅れてしまったのでしょうか。
で、本日のお題。日野ルノー4CV
今日主治医のところで見かけました。
仮ナンバーの付いている理由はそう、車検の取得です。
1960年製の4CV。ホワイトリボンのバイアスタイヤが雰囲気です。
年度末ということもあって陸事は大混雑だったそうです。
その混雑の中、この4CVはひときわ検査員の目に留まり、主治医の父親世代の検査官などは「相変わらず変なの持ってくるねぇ」と口は悪くともその表情はニコニコしていたそうです。
エンジンはルノーのコピー
この辺りは昨夜のトヨタ物語と同じような苦労があったんだろうと想像できます。
それにしても全体のフォルムがVWビートルに似ています。このことは以前から不思議に思っていたのです。
単に流行のボディラインだったということだけではなく、4CVはポルシェ博士の設計に依るものだったと、今日主治医から聞きました。
敗戦後のドイツからポルシェ博士はフランスへ強制的に移住させられ、車開発の責を負わされたそうです。
ドクターフォン・ブラウンがアメリカに渡ったのと同じ理由ですね。
1960年製の日野ルノー4CV。まさにリアル三丁目の夕日。
私の生まれた頃の車がこうやって普通に走っているのを見ると感慨深い物があります。
もちろん車検は取れました。つまり晴れてナンバーが付くというわけです。
「日本がまともな車を作れるようになったのは70年以降でしょ」主治医はそう言って笑いました。
確かに私が子供の頃には高速道路で立ち往生している車が珍しくは有りませんでしたものね。
今は昔。日本の車が世界を席捲している現在、それでもヨーロッパの車が好きで仕方ない私は自分のことながら、何故なんだろうと不思議な気がします。
アルファロメオが好き。ま、それだけのことなんですけどもね。 また明日(^.^)/~~~
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