76年発売の「ナイアガラ・トライアングル Vol.1」のシングルカット曲、幸せにさよなら。
高校3年だったかな。この手の音楽を聞くのはちょっと軟派なヤツだと思われて、少々勇気が必要でした。
私はもっぱらスタンダード・ジャズばかり聞いていて、ひょんなことからこのアルバムを友人から借りたんです。
最初は大した印象もなくテープにダビングしてLPは返却。しかし暫くして妙に気になるようになりテープが伸びてワカメのようになるまで聞きまくることに。
はっぴいえんどはその前から知っていて、もちろん大滝詠一さんも知っていました。
そしてナイアガラのファンになるにはそれほど時間は必要ありませんでした。
その直後に出会ったのは1978年発売の「Pacific」
中学生の頃深夜放送でフォークソングに感化され、はっぴいえんどを知りそしてナイアガラ・トライアングルに出会いました。
ジャズは大人っぽく背伸びをしたかった、己の幼稚さを隠すかのように聴き始めたと言ってもいいのかもしれません。
その後「Pacific」でいよいよ日本のインストを本気で聴き始め、YMOに出会い再び洋楽のフュージョンなどへと興味は広がっていきました。
そしてついにジャズとフュージョンがクロスオーバーして、長い廻り道は一つの輪になり自分の中で帰結しました。
この「幸せにさよなら」はそんな私の無節操な聞き方になった大きなマイルストーン。
2000ベルリーナを手放しアルフェッタ2.0GTVへと乗り換えた時には、ベルリーナへの餞（はなむけ）の曲として再びこの曲をカセットで聞いたこと覚えています。
「幸せにさよなら」って言えそうで言えなかった。 また明日(^.^)/~~~
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