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お安いミニヴェロ・カタログ(折り畳み) 

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昨日はちょこっと近場をミニヴェロで散策。こういうのをポタリングと呼ぶのですが、ただ走るだけじゃなく喫茶店に寄ってお茶したり、ずっと気になっていたお店に立ち寄ってお目当ての商品を手にとったり、もちろん途中でランチを挟んだりするのもいいですね。そんな時はテラスで自分の自転車が見えるほうが安心だし、気分もいい。

それに車のトランクに積めるということは、専用のバッグに入れれば電車にも一緒に連れていけるってこと。
その専用バッグは「輪行袋」って呼ぶんですが、私が初めて聞いたのはもう今から40年ほど前。当時の国鉄には手回り品切符というものが有って(今でもあるのかな)輪行袋に詰めた自転車を国鉄の車両に持ち込むときにはその切符を買わなければいけなかったんです。
しかも資格証が必要で、日本サイクリング協会の会員証を提示しないと自転車は列車内に持ち込むことはできなかったんです。

きっとそれはサイクルスポーツという文化が未成熟だったがために、日本サイクリング協会が国鉄と話し合って決めた免罪符だったんでしょうね。
何しろ日本サイクリング協会の起こりは東京オリンピックと同時、1964年に公益事業を行う財団法人として文部大臣が認可したのですから、もう歴史の一コマみたいな出来事です。
ちなみに今は経済産業省、文部科学省の共管団体です。
天下り先?まぁその辺りは言わずが花ってやつでしょう。



通常の旅行車(650×35Bホイールのランドナー)を輪行袋に入れようとするとこのような仕舞い方になります。
確かに手回り品切符とやらを買わせたくなる大きさですね。
私がオーダーした650×35Bのランドナーは輪行を前提には作りませんでしたが、軽量化にはとことん拘って10.3kgで仕上げてもらいました。(35年前ですが聖徳太子が50人ほど必要でした・・・)
旅行車は泥除けもあるしフルサイズのフレームです。持ち運びにはできるだけ重量は軽くしたいのですが、通常ですと12kg~13kgが標準でしょうか。

その点ミニヴェロはリムもタイヤも小径ですし、フレームサイズも小さくて済む。
これは軽量化を図れるとともに嵩張るのも抑えてくれます。
例えば東京メトロなどに持ち込んでも(通勤時以外なら)顰蹙を買うようなことはないのではないかと思います。

高い金額を払えば軽くて高性能なミニヴェロはすぐにでも探せますが、今夜は手頃でカワイイ街乗りミニヴェロを幾つかピックアップしてみましょう。
※どなたでも購入できることを前提に、Amazonで購入可能なものに絞りました。金額もそこに表記されている金額を用いています。

1.DAHON Boardwalk D7 / 12.3kg 54,432円(送料込み)




ミニヴェロでは有名ドコロのDAHON
重量は12.3kg、20インチホイールでシフトは7速。ペダルは折りたためるしセンタースタンドも装備されています。乗り物に持ち込むというよりも2階以上のマンションに住む方に向いているのかな。



色はこの白(シルキーホワイト)他にボルドー(濃赤)フォレストグリーン(濃緑)キャラメルオレンジ(濃い橙)オブシディアンブラック(艶黒)とあります。お値段は送料込みで54,432円です。特に手を入れる必要もなさそうです。
快適でしょうがスポーツ走行には似合いそうにありません。本当の意味での街乗り自転車ですね。

2.Smart Fit W959 / 11kg 49,890円(送料込み)



スマートフィットというメーカーは寡聞にして知らないのですが、このところすっかりと自転車業界では定着している台湾の製品かも知れません。
商品説明にはミニMTBと表示されています。このミニMTBというところがこのミニヴェロの魅力になれればと思い、採り上げました。
よく見るとAudiのロゴとマークが入っていますが、その説明はどこをどう探してもありませんでした。
重量は軽く11kg、20インチホイールで前後ともディスクブレーキ。シフトは6速です。



色はこの白のほかグレーと黒があり、お値段は送料込みで49,890円
ディスクブレーキって・・・後々大変そうですが。

3.tern Link B7 / 11.8kg 39,852円(送料込み)

ternというのもミニヴェロ界では有名ドコロです。お高いのが多いのですが、ベーシックモデルだからといって侮れません。



先ずフレームが6061のアルミ製。そしてハンドルの高さ調節ができるので、サドル高さだけではなくハンドルも調整して様々な体格の方に合わせることが可能です。
ホイールは20×1.75とちょっと太めのタイヤ。トレッドが減ったら20×1.5に変えてもいいかも。ブレーキもVブレーキが用いられていますので、安心して飛ばせます。シフトは7速、これはハンドルグリップを回して行う用になっていますので、ハンドルから手を放すこと無く変速操作ができます。



カラーリングは白地にコバルトブルーラインの入ったもの、赤のラインが入ったものなどありますが、2015年モデルからはブラックの塗色のものもあるようです。
気になる価格はなんと送料込みで39,852円!重量はさすがアルミフレーム、11.8kgにおさえてあります。
この値段でternが買えるのなら、ちょっと食指が動きます。

4.DOPPELGANGER 202 blackmax / 11.8kg 23,972円(送料込み)

せっかくですから私のミニヴェロのメーカ-、ドッペルちゃんも入れておきましょう。



特徴的なアルミフレームでチェンリングが52Tと小径車のハンディを分かっているのは嬉しいところ。重量は12.3kgと許せるレベルです。大径ギヤの採用と、やや細めの20×1.5のタイヤを履いていることから、キビキビとした乗り心地が得られることでしょう。



お値段はずっとお安く送料込みで23,972円。
でも恐らく私がそうだったように安心して快適な走行を求めるには、若干の部品のグレードアップが必要になるかもしれません。その意味ではある程度自転車を触った経験のある方で、調整も含めDIYで整備できる方の方のほうが楽しめそうです。

私が何故この202ではなく260を買ったのか、それは画像でご説明しましょう。



私の体格ではこの写真のようにサドルは高さは凡そハンドルバーより5cm程高くなるくらいですが、それでも他のミニヴェロと比べ随分前傾姿勢であることは確かです。
同じ二輪車でもバイクのカフェレーサーとアメリカンタイプでは乗車姿勢が異なるように、自転車でも高速走行に向いているのは前傾姿勢での乗車です。前乗り、とも呼びますが体重をおしりだけで受けるのではなく、両手でも受け持つことでペダリングのしやすさと疲労度を抑えることが可能になるのです。
その点で260は気に入りましたが、今回オススメのミニヴェロ候補に260を挙げなかったのは「買ってすぐに乗る」ことに若干抵抗があるからです。同じメーカーの202もそうかもしれませんが、こちらのほうが特殊な感じがしない分、おすすめできると判断しました。

5.パナソニック ライトウイング / 10.9kg 45,800円(送料2,160円)

本日の大本命、パナソニックのミニヴェロ「ライトウイング」です。
パナソニックは大手自転車メーカーの中でもミニヴェロへの参入が早く、20年ほど前にはフルチタンで電動アシストなどというミニも売っていました。
発売当時乗らせてもらったことがあるのですが、踏み込み時の加速感は半端無く凄いもので、そのオーナーは(知人ですが)これで乗鞍スカイラインを登った経験をホームページにアップしていました。ま、お値段も半端無かったんですけどね。

今回ピックアップしたライトウイングは、そういう過去の経験を十分に活かしたミニヴェロ。


フレームはピカピカにバフがけされたアルミ製。フレーム中央の部分にだけ塗装がされています。カラーリングは豊富で、このライムグリーンの他オレンジ、シルバー、スカイブルーが用意されています。このモデルはホイールが16インチ。16インチのタイヤは色々なメーカーから販売されていますから、そこそこ選択肢はありますので心配はありません。

とっても洗練された仕上がりで、だれにでも薦められるフォールディング・ミニです。
重量はさすがに軽く10.9kg。これなら地下鉄の階段も苦になりません。
気になるお値段は(アマゾンでは)45,800円に送料が3,240円の計49,040円。ほぼ5万円ですが、これは買ったそのままで乗り出してもなんの不満も無いことでしょう。
もう少しスポーティな感じにしたいということであれば、ハンドルをブルホーンかドロップバーにしてハンドル位置を少し低めにセットし、ギヤ比も見なおしてフロントのチェーンホイールを大きな歯数のものすれば面白い自転車になりそうです。そうなるとペダルももう少しスポーティな物へ交換したくなります。

結局いじり始めるとあれもこれも・・・となってしまいます。

折りたたんだ画像が見つからなかった(あっても小さくて見難い)のでアップしませんが、ホイールが16インチであることもあり必要にして十分なコンパクトさです。
この辺りはミニヴェロ経験豊富なパナソニックに一日の長があるんだと思います。

最期にこれ。

6.Alfa Romeo Speciale M2D

やっぱりこれは外せない。アルファロメオ・スペチアーレ



ま、中国製ですけどね。
アルミフレームを採用し、シフトは7速。タイヤは20×1.5、重量は13kgと、やや重め。
フレームカラーにはホワイトVer.もあります。
パーツアッセンブルに関して特筆するところはなく、アルファオーナーが本気で乗るならもう少し見た目に気合を感じられるようなモディファイが必要でしょう。



でも折角アルファのオーナーだからと拘って乗るのであれば、これはこれでいい選択かもしれません。
この他にもカーメーカーの冠を載せたものはローバーとかフィアットとかフェラーリ(!)とか様々なものが存在しています。
ちゃんとそのカーメーカーがプロダクトしたり、有名な自転車メーカーとのコラボだったりすれば(コルナゴ・フェラーリとか)その気になりますが、どこか特別なそのメーカならではという見せ所が欲しいですよね。

***************************************

というわけで数台ご紹介してきましたが、この中での私のオススメは 

1.パナソニック・ライトウイング 
2.tern Link B7 
3.DAHON Boardwalk D7
 

という順位です。

でも「自分でカスタマイズするから~」って言う、腕に覚えのある方にはドッペルギャンガーとかアルファロメオなんていうのもよろしいかと思います。

・・・私のミニヴェロなんてオリジナルはとうとうフレームだけになっちゃいました。
しかもヘッド小物まで取り替えようかなぁなどと不埒なことまで考えている始末。
そうなったら本当にオリジンはフレームパイプだけになりますね・・・・



ミニヴェロの利点は取り回しの簡便さ、気合が入りすぎずライトな感じ、そして可愛らしさ。それに折りたたみの機能を加えることで、更に高い機動性も加わります。
気が向いたらふらっと跨がり街へ繰り出す。時間があれば車のトランクに放り込み、季節を先取りするようなお散歩も出来る。

10万円を超えるような自転車では気楽に出掛けることも難しいでしょう。
ちょっと気張れば手の届くような金額だからこそ思い切り乗って出掛けられると思います。

さぁ!春はすぐそこ。
今年の春は可愛らしい小径車で土筆んぼうでも摘みに行きませんか? また明日(^_^)/~~~





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以前アップしたアルファを題材にした読み物も、ご興味あればぜひご覧くださいませ。
第一作:1話2話3話4話5話6話ネタばらし(^O^)
第二作:1話2話3話4話
第三作:1話2話3話4話5話
第四作:1話2話3話4話
第五作:1話2話3話4話5話
第六作:1話2話3話4話
第七作:1話2話3話4話5話6話
第八作:1話2話3話4話5話
第九作:1話2話3話4話
第十作:1話2話3話4話

一話読み切り:ショート・ショート


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