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Channel: 社会不適合オヤジのブログ
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私と伯爵夫人

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ご縁というものは不思議なものです。
伯爵夫人など私には全く遠い世界の存在ですが、此のたび私の手許にお嫁入りすることに。。。

Contessa(コンテッサ)とはかつての日野自動車で生産されていたミケロッティデザインのR.R車と同名ですが、イタリア語で「伯爵夫人」という意味なんですね。で、そのContessaとは・・・・これです。



若い時から欲しくて欲しくて堪らなかったZeiss Ikon社製、Conttessa35というスプリングシャッターを持つベローズ(蛇腹)カメラです。
これはカール・ツァイス財団により生み出されたイコンタ35に非連動露出計と連動距離計を搭載した、当時の最高級カメラと言われている製品です。
作られたのは1950年~1955年、ということは私が生まれる少し前です。
コンテッサ35には前期型と後期型があるということですが、正確には混在しているものもあってはっきりとはわかりません。
この個体にはツァイス・オプトン製のテッサー45㍉レンズが装着されていますので前期型のようにも見えますが、レンズシャッターはシンクロコンパーが装着されていますので後期型の、おそらく1953年製でしょうか。



このZeiss・Opton TessarとCOMPURのシャッターこそが、この機種が最高級品であることを物語っています。
カメラといえばライカなのでしょうが、私はなぜか中学生の頃からツァイス・イコンに強烈な憧れを持っていました。
そして社会人になって清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ったコンタックスRTS。私が23歳頃のことでしたから1981年~82年だったはず。つまりコンテッサ35から30年後。
そして先日購入したコンデジはソニーのRX1R、これはSONAR(ゾナー)35㍉F2のツァイスレンズ。つまり2013年から販売されたこのデジカメはRTSから30年後、コンテッサ35からは60年後のツァイスレンズを持つカメラ。
なんということでしょう・・・・

CONTAX RTS Distagon 1.4/35mm

フィルムはコダックとフジ、そしてAGFAのカラーリバーサルを手配しました。
セレン光電池の単独指針露出計が装備されているのも、このカメラの先進的なところでしたが、やはり60年も前の機械ですからあてになりません。
その日の天候で光量を感じ取り、自分でシャッタースピードと絞りを感じ取れるまで練習しなければなりません。

まだまだ続いちゃいますが、今日はこのへんで終了です。
何しろ興奮冷めやらないものですから。また明日(^_^)/~~~




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